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植えるべきと思わない木との向き合い方


先日門松を納めさせていただいたいまでやにてお手入れ。依頼ごとのメインであるブドウの蔓はあんまり伸びていなかったような。


レッドロビンの生垣ビフォーアフター。


お店前のゲッケイジュ刈り込み。以前あったオリーブはオリーブアナアキゾウムシに目をつけられて全て枯れてしまいましたね。目をつけられたというより、そもそも弱っていて対抗する術がなかったというべきか。日当たりの状況も土壌の湿った状態も、あんまりオリーブには適さない気がする。。ちなみにオリーブはもっとからっからに乾いた痩せた土の状態で日当たりガンガンのところに植えると元気に育ちます。


お昼、少し辺りを散歩。こちらは子安神社の参道。立派な社叢。


裏に回ってみると、荒れ果てた姿ながらも古い道が残っていました。


境内に集められていたもの。大きな不動明王に出羽三山供養等、仙元大菩薩の石宮。


市街地や商業地になったあたりでも意外と森は残っていて、それでいて山深さを感じる。


台地の突端に当たる三等三角点小花輪。


そばには大きな古墳があって驚きました。発掘もしくは盗掘の跡か大きな穴が。トトロの棲家にでも通じていそうな雰囲気。


ざっと見たところ大きな円墳が三つほど。古代から何かしらあった場所なんでしょうか。あたりは花輪台という地名であることから、中世にはそのまま城郭として利用されていたかも知れません。こういう場所は強固ゆえに連綿と続く。


どこへ通じるのか森の中をいく道はまだ続く。帰れなくなるので退散。


最後はこちらの大きなミモザ。花芽がぷっくり。以前に強剪定をしてだいぶこじんまりとしましたが、今回は徒長したものを中心に枝を抜くぐらい。


目隠し的に助かるところはひとまずそのまま。バス停で待つ人の木陰スポットになっていて良い感じです。でもやっぱり、植えるべきと思わない木との向き合い方は難しいな。この後掃除も含めて無事に作業完了となりました。