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釣舟草と秋の鰻掴み


祝日!文化の日、ですがお仕事。青野君にお手伝いに来てもらって三日目。本当に助かります。

低木の植え付けと並行して改善作業に勤しむ。作業すればするほど改善していくのが土の状態からしてわかるので楽しい。


お昼、ちょっと買い物しに行った時にみかけた昭和30年代の奈良輪の街並み図が興味深い。袖ケ浦駅ではなく楢葉駅。今は住宅地になっている台地の中腹に池が沢山並んでいるのも色々と納得。かつての宿場としてお店も沢山並んでいますね。


街並み図にもある福王神社の案内。ちょっと行ってみます(写真二つともクリックで拡大します)。

九十九(つづら)坂とやらの途中から伸びる参道。この辺は昔のまんまの景色のようです。

簡素な社殿と傍らにある社殿より立派な塚上の出羽三山。肝心の福王神社の謂れとかはわからず。

住宅地を抜けて人一人通れるぐらいの野道へ。マテバシイやタブノキが茂る林縁にはノコンギク(たぶん)の花が沢山咲いていました。景色の変わり方が楽しい。

谷津を横断。放棄されてからかなり時間を経ている様子で、ヤナギが繁茂しています。

沢山花を咲かせていたツリフネソウとアキノウナギツカミ。こんなに海に近い場所で見たのは初めてかも。

谷津を流れる小川とちょっと入ってみた乾いた山中。ノシランがやたら多いけど植えたものでしょうか。海も近いし自生の可能性もあり?

最後、横目に通過した奈良輪堰。畔にはハンノキが林立して良い雰囲気でした。フェンスで囲われており、残念ながら立ち入れず。

午後の作業スタート。植栽しながら横溝を掘り、竹炭やくん炭、枝葉などを絡ませていく。この箇所は重点であり、念には念を入れる。ヤナギの実生は残してみました。大きくなるかな。

先程歩いた谷津と同じく、水と空気の道を考察して決めていく。たとえ小さくても大きな谷津と仕組みは同じ。ミクロもマクロも相似形とは良く言ったもので。。

植木屋さんの仕事の魅力として、基本的にゴミというものが出ないことが挙げられると思います。まあゴミと思えばゴミなんでしょうけど自分はゴミとは一度も思ったことはない。この現場で出たガラも全て使い切りました。低木植栽も整地を残して完了。

下草の植え付けはまた後日行います。改善作業を少し残して本日のお仕事終了。

黒富士ー!


本日のお供はユンボの鬼火のCD。石が降る12"レコードは私的に宝物です。さりげなくゴヰチカに置いてあるので好きな人は勝手に聴いてください。