事務所にて片付けと明日の準備や仮植中の植木管理などなど。こちら、育て始めてから初めて結実しそうなノハナショウブとそれにとまるクサキリ(でしたっけ??)→全然違った、クダマキモドキ。多分。
一服中、インスタグラムでフォローさせてもらっている方の投稿を見て思い出して山の中へ。昨年の10月終わりに果実を見かけたアキザキヤツシロラン、もしくはクロヤツシロランの花を探す。この写真にはギンランが写っていますが、他にオオバノトンボソウやコクランなんかも密に生える環境。
だめだ。目に入るのはキノコばかりで全くわからん。参考に、下の写真は昨年見つけて撮ったビヨーンと伸びた果実です。花はこれよりも遥かに小さく地味なようで、限定したポリネーターと結びついてニッチな生活史を送っていることが想像できます。地面に這いつくばりながらまた探してみよう。
山の明るい斜面ではヤマハッカの花が咲き始めていて今年お初。水源となってジクジクしているところではミゾソバやボントクタデなんかの花が賑やかに咲いていました。
作業後は千葉市に移動して植木とか石を探す。今回は20本ばかり植木を購入。写真は派手なカメムシに人気のツリバナの果実。ぶらーん。
植木圃場横の蕎麦畑ではソバの花が満開。ミゾソバなんかと同じくタデ科の植物ですが極端に湿気を嫌う草本。原産地は中国北部の限られた地域だそうです。ご存知、そばの実から作られるそば。冷たいそば食べたい。
そのお隣では落花生畑でひっくり返されている風物詩的な光景。ラッカセイは南米原産のマメ科の植物。地上で花を咲かせるのに、豆となる実は地下で作られるという、冷静に考えると摩訶不思議な植物。千葉の八街の落花生は有名。ちなみに、見た目を綺麗に整えられた殻が白っぽい市販のものはあんまり美味くなくて、近所でもらえるような泥付きの落花生の美味さが極み。
その向かいの荒れた草地ではシソの花が咲く。紫蘇も好き。ソバと同じく大陸原産の植物だそうですが、縄文時代の遺跡から両者とも種などが見出されているそうで、太古から続く人や物の流れを感じさせます。
帰路中、風呂の前里山保存会が管理する森へ寄り道。
よく日が当たる草地で見られたワレモコウとツリガネニンジンの花。
同じ草地でもやや木陰となるあたりではヤマホトトギスとイヌショウマの花。イヌショウマは今年お初。秋だなぁ。
台地上の林内ではノダケの花がちらほら咲いていました。シックな色合い。
先月一面に花を咲かせていたキツネノカミソリは果実を実らせ、ツクバトリカブトは蕾を膨らませていました。10月の花もいよいよ準備万端。
途中、会員のおじさんと小話。こちらの杉をスライスしたものを引き取ってくれる方を探しているそうです。長いもので6mぐらい。ちなみに、私はズケズケ入って写真撮ってますが、通常バリケードがあって中には入れないので悪しからず・・。
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