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六根SEIJO


嫁ちゃんと家に篭ってあれこれ作業の日。買い物がてら、お昼は新しくできたラーメン屋に行ってきました。結果、二人ともお腹が痛くなる正常運転です。


夕方、事務所に向かいがてら袖ケ浦市郷土博物館へ。心踊る企画展へ行ってきました。千葉県民なら間違えないはず、袖ヶ浦市ではなく袖ケ浦市が正解です。テーマは主に市内の出羽三山信仰について。ちょっと前にも書きましたが千葉県民は山岳民族です。


会場内は写真撮影禁止だったのですが、会場で販売されていたこちらの書籍500円を購入しました。ここ最近で一番買って良かったと思える本。


行ってみたいよ出羽国。当時の(少数ながら今も)巡礼の道が興味深いです。最後は椎津でソバ食べて帰宅!ちなみに私は熱心に何かを信仰している人間ではないですが、神仏習合時代の山岳信仰は物事の考え方などで参考になる面が多いです。確かに山や森を見て、思いを寄せて、時に登れば、何事もうまくいくと思います。極論、何で庭作ってるの?とかなんでカセットテープ屋やってるの?と聞かれたら、あそこに山があるから、としか答えられない。


愛知県や富山県に住んだり他にもいろんなところを見てきて、100年かそこら前に房総の人たちが山に寄せていた気持ちは恐ろしいほどの熱量を持っていたことが実感できます。今は何故か歴史から、というかそこにあった事実すら消えようとしつつ、富士信仰とともに千葉県という地が潜在的に持つただ一つの魅力だと思います。


企画展は来月15日まで開催されているそうです。無料ですしお近くの方、もしくは気持ちはぼんやり山に向かっている方ぜひ。