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習志野の薪炭林と湿原


習志野市にて、ROOTS白井典子さんの庭仕事のお手伝いでした。
お借りした充電バッテリー式の芝刈り機を初めて使うことになり、楽しそうなので作業を始める前に一枚。


その前に肩掛けの刈払い機(ナイロン紐)でキワキワを刈りました。
あちい、集中。芝刈り機楽しかった〜。


お昼、梱包作業をしつつ近くに郵便局があるので散歩がてらお届けへ。
向かう途中の通りが木陰たっぷりの桜並木で良い良い。涼しい。


あなたならどっち?


俺はこれ。おいしかった!
変な飲み物を見かけるとつい買ってしまう。
最近よかった飲み物は鶏白湯。


そのまま涼を求めてふらふら。

アスファルトとコンクリートに覆われた道は暑すぎる。土が恋しい。


クヌギやコナラの古い薪炭林がそのまま残された小さな公園へ。

 


樹液ドバドバ出てる木々が多いのでぐるっと歩いてみました。


樹液に集まる虫たち。さすがに森の中で見られるよりも少ない。


木々の根元にはヒメヤブラン、明るい草地にはネジバナの花が見られました。
ヒメヤブランは往時の環境を物語る。ネジバナはお馴染み、最も身近に出会えるランの仲間。


どんぐりから芽生えた実生もたくさん。公園管理で全部刈られてしまうんだろうけど、いくつか残して森を更新させていく必要がある。今生えている木は古木ゆえ、近い将来枯れてしまうのだから。


うろに生えていたマツバランの大株。水中から地上へ植物が進出した時の様子を伝える原始的なシダ植物の仲間。


寝っ転がって昼寝。むむ、鳥の巣がある。ハトかな?


戻る。よくある街路樹。あんまり歩きたくない通り。
これはイチョウ。力強く水を吸い上げる様子。
音はしないけど地面の中では空気と水がゴゴゴと動いている。


途中の小さな緑地で実をつけたヤマモモを見かけたのでいただく。
美味い、が鳥が食べていないということは何かあんまりよろしくないのか・・?


駅前の大通りのケヤキ並木。木陰たっぷりでその恩恵を味わえる。
歩いている人もたくさんで心地よさげ。


剪定も含めてお手伝い作業完了!ありがとうございました。
作業後、エゴノキの枝がひょいとキャビンに置かれてニヤリ。

エゴノネコアシアブラムシの虫こぶ付き。
植物を魔改造する虫たちの能力はすごい。

大きくなったものを乾燥させて笛が作れるらしいですよ。


そのまま、八千代市の芝屋さん(高津植木園)に移動して高麗芝120束を積み込み。
明日お届けに伺います。


芝屋さんの社長が面白いことをやっていたので一枚。

ガラ積み。根気だな〜笑。


おまけ。今回の現場からほど近いところにあったであろう習志野湿原(クリックで拡大します)。

 

かつては牧があり、小湿地と草原と松の疎林が広がっていた習志野。
昨日観察したミミカキグサの仲間もよく見られたそうな。今その面影は全くなし。


千葉県の自然(千葉自然研究会編・1969)より引用。