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身近な自然


時折、雨が降る日曜日。


昨日に続いて能満の草地および谷津を散歩してきました。

いきなり見られたこちらは何?ドロバチの仲間の巣?

セイタカアワダチソウの葉っぱ裏に作られていました。


こちらはオトシブミの仲間によってつくられた幼虫のゆりかご。
漢字で落し文と書き、わざと相手に解るように巻恋文を落とす姿を連想することから名付けられた昆虫。ロマンチック~。


カミキリムシの仲間かな~と思ったんですけど、ヒゲコメツキというコメツキムシの仲間だそうな。触角が立派。ひっくり返すとパチンと音を立てて飛び上がるようすから名付けられた昆虫。
ちなみにこちらの名前を教えてくれた奥村巴菜さんという方、なんだかとんでもない人のようなのでいつか作品を見させてもらいつつ、色々お話してみたい。

 

奥村巴菜
http://www.hana-o.jp


花を咲かせ始めたヌマトラノオとこれから花を咲かせるオカトラノオ。
それぞれ虎の尾のような花姿から名付けられた植物です。

名前の通り、谷津田のあぜ道沿いと台地の草地林縁にそれぞれ見られました。


少し移動して、同じくど近所のひょうたん池まわり。
東側斜面にいくつか湧水があり、観察に適した環境となっています。

 

特に人の手が入らずとも草本が成長せず、まるで山間の湿地のよう。
日当たりの良い湿った裸地には苔植物が目立ちます。


ちょっと自信がないですが、たぶんオニスゲ。雌小穂がゴッツゴツ。
最近は観察できる場所も限られるように思うカヤツリグサの仲間。


西側斜面は落葉樹林下の乾いた環境となり、西側とまた違う観察が出来ます。


果実を膨らませたキンラン。果実はハモグリバエの仲間に食害される様子もみられます。


林床でみられるコナラやソロ、アカマツの実生。
二年生のものと一年生の違いも良く解りますね。