久しぶりに千葉の沢を歩いてきました。今回は8年ぶりに訪れたキンダン川です。
小櫃川の上流、七里川から派生する人気(?)の沢。
こちらはちょいちょい湧き出る硫黄泉。
沢の様子はこんな感じです。核心部はナメの発達した綺麗なところ。熊鈴は猟師避けです。撃たれちゃうので。
キンダン川添いには湯ヶ滝という廃村があり、少し川を離れて訪れてみました。
こちらは山道沿いにあった馬頭観音の文字塔。江戸時代後期のもの。
一軒だけ、当時のまま残る廃屋があり、少し覗いてみました。
この石臼、佐々木さん(庭屋ささきの)欲しがるだろうなぁとか思ってしまった。
なかなか古い型の自転車。道路(今の清澄養老ライン)に出るまで長いこと押して歩いたんだろうか??昔は七里川に橋がかかっていたようです。
川を歩いて山登り。集落の人ですら登らなくなり、忘れ去られた四方木浅間山という山の山頂にて。以前訪れた時は判読不能と判断してしまったんですが、よく見ると仙元という字がうっすら読み取れます。
江戸時代に大いに流行った神仏習合の仙元大菩薩と思われます。愛宕の勝軍地蔵などと共に、明治維新の神仏分離・廃仏毀釈の際に破却処分され、多くは消滅するか神社となってしまったため、山頂に残るのは貴重と思います。
千葉県では他に先日の富士山と同じく君津の背波澤山、大多喜の伊藤大山、印西印旛の小林浅間山と花島山でみられます。
雪割草と信野山 / たけだや𓆏⃕さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
あと市原市のこちら↑にもあるのですが、山の名前わかる方いますか?浅間神社と三等三角点富山があります。古敷谷浅間山?
今回の歩きの最後、ウキウキしながら白岩温泉白岩館に立ち寄ったら、なんと昨年に温泉廃業していた(泣)。
割と、温泉に入れなかったことじゃなくて、また一つ房総の魅力を伝えられるものが失われてしまったことが悲しかった。
昼時だけど客は俺一人。ともあれ、川エビの天ぷらそばをいただきました。相変わらずすごく美味しくて、色々とお話してくれる女将さんの人柄もあって、ちょっと泣きそうになってしまった。
キンダン川から四方木浅間山 / たけだや𓆏⃕さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
今回の山行はこちら。キンダン川と四方木浅間山を繋いで歩いた初の山行記録だと思います。こんなにわかりやすく面白いルート作れるのに、誰も歩いていないのは寂しい。
また、東大演習林が少しでも開放してくれたらと思う箇所あり。たとえば入山料を徴収とかでも良いから歩けるようになれば、石尊山から七里川温泉に行けたり、もしくは麻綿原(初日山)から清澄寺へと行けるのにと思う。
車に乗ってピューはマジでつまらん。でこぼこした土や石や草木の上を長いこと歩くと、色々な感覚が蘇りますよ。
四方木から横瀬への古道 / たけだや𓆏⃕さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
粟又の滝と2つの沢と11の山 / たけだや𓆏⃕さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
本当はダメだけど、その区間の古道を一時的な記憶喪失になった体で歩いたのと、その派生の道。千葉の魅力溢れてる。
事務所へ向かう途中、養老渓谷駅前のサトモノ屋。開店してから初めてきました。
無言で写真を撮り、呆気に取られる掘エミイ嬢。
クロモジ茶にクロモジアロマにクロモジ楊枝。わたくすは山歩きながら見かけたクロモジの小枝を一つ折り、ガジガジ齧りながら歩くのが好きです。すっきりするよ。もちろん庭木としてもよく植えます。
掘さんとはあーだこーだと久しぶりに色んなお話し。ジビエカレーで賞とったとなんとかで、一度食べてみたいと思いました。
事務所にて、モリモリの荷台の片付けと準備して仕事終了。
明日は、米沢の森にて収穫祭。苗木植えレクチャー役を米沢の森を考える会のTカイチョーから打診されているので、多分ぼーっと突っ立ってますが、とにかくいるので里山好きな人はきてね。
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