市原市の土木現場再び。本日も青野くんとたっし〜に助っ人というかほぼ講師役で作業を進めます。お二人の会話は結構面白い。その中に、石場建ての建築工法が現在の法律では構造計算ができないため施工のハードルが高いという話がありましたが、古来より伝わる石場建てこそ今後見直される最先端の建築工法だと思います。要は基礎石に柱が乗っかっているだけの構造で、大地震が起きるとバッカンバッカンと一人で家が歩いていっちゃう構造です。植物や菌類が地面の中を巨大な力でぐわんぐわんかき回している地心など、机上の計算では不可能なさまざまな面を読む力が必要ではありますが。住むためというよりも住まわせてもらうために、大地の下とあたり一帯の環境に負荷をかけないようにするにはどうすれば良いか、だけを考える建築。壊れたらまた建てれば良いし、材料はできるだけというか全て使い回せるようにする、という考え方も大事。木と紙だけで出来ているのが理想。現代の技術を使えばAIとかも駆使して本当に歩いて移動する家も作れるんじゃない?大きなものから小さなものへ。