お手入れ三日目。午前中は写真がなくていきなりお昼。
お昼はいつもカレーな(イメージの)青野くんに手伝いに来てもらっています。
そのまま、谷津へ降りるところまで散歩。
林縁の草地に見られたニガクサの花。
薄暗い林床には果実を作りつつあるマヤランの群落。
花期はもう終わりですが、一株だけかろうじて花が見られました。
光合成は行わず、特定の樹木に寄生して成長する特定のキノコに更に寄生して成長する植物という面白さをどう表現すれば良い。
横目にささっーと見えた昆虫たち。マメコガネやオオアオイトトンボ、ノコギリクワガタ。日本の固有種であるマメコガネは輸出品に紛れて海外に持ち込まれ、特に北米大陸で農作物に大打撃を与える虫として有名。あちらではジャパニーズビートルなんて名前で恐れられています。なぜ大打撃を与えるかというとマメコガネの繁殖を抑制する天敵がいないからだそうです。直接捕食するものや寄生蜂や寄生バエの存在はもちろんですが、最大の天敵が地中に生息するバチルスポピリエという菌類というのが興味深い。
神社の立派な御神木3種類とその足元に転がるタマムシなどの亡骸。おそらく鳥に食べられたあと。柔らかい体組織だけを食べるのでしょうか。
ボーベリア菌に侵されたカミキリムシの仲間も。
キノコのように明瞭な子実体を作るわけでは無いけど、菌糸が体外に現れて胞子を飛ばす様子です。
歩いていたら飛んで腕にとまってきたヒグラシ。
以前、木と間違われたのか同じように飛んできたアブラゼミに口吻をぶっ刺されたことがあります。あれは痛かった・・。
よく見ると、お腹あたりに白いものが見える。これはおそらくセミヤドリガの幼虫。セミの中でもヒグラシの特に雌に多く寄生する蛾の仲間です。体液を吸って栄養をとるそうです。なぜヒグラシのメス限定?卵の状態からどうやって体に取り付くのか。鳥に一緒に食べられるリスク大では?などなど、その生態戦略にいろんな疑問が浮かぶ。更にこのセミヤドリガにのみ寄生する寄生バチなんかもいるようです。
身近な環境の小さな世界に見られる生態系という超超超巨大なネットワークシステムのほんのわずかな一端。観察してみると面白いですよ。
午後の作業の様子。写真は椿の生垣。今年は不思議なことにチャドクガの発生が見られません。6月にあった季節外れの暑さにやられたか?
作業は無事に完了いたしました。次回は年末に松のお手入れ。
毎年同じ労力をかけて同じ形にする庭、変化を産む良い方法は無いものだろうか。
思い切って模様替えするのもありかもしれません。
ゴヰチカに立ち寄り、発送準備。ラスト一枚になってから割と残っていたFarragoLのLPと榕幫(Banyan Gang)のカセット。どちらもお隣台湾で紡がれた音楽。まだ在庫あります!カセットデッキがなくても聴けるダウンロードコードつき。
イルカポリス(海豚刑警)のボーカル伍悅をフィーチャーしたこちらがなかなかキャッチーである。他、雷撃(レイチン)や問題總部のボーカルhanaをフィーチャーしたトラックもあり、台湾インディーに存分に触れられる作品となっています。
東京⇄台北のBig Romantic Recordsからのリリース、代表である寺尾さんは東京青山のライブハウス月見ル君想フも運営されたりしてますが、出身がご近所ということもあり、たまにお店に遊びにきてくれたり。いつか地元企画大浪漫ライブをやりたい。
ご本人が届けてくれたユウヤケシハスのLP入荷!
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— ㊄㋼㋠㋕ (@goi_chika) June 25, 2022
カセットテープDJマシーン制作の鬼、大江戸テクニカ氏からミックステープも届きました。非売品です。ありがとうございます・・!またカセットテープDJ祭りやりたいですね。今度は警察の人に怒られないように頑張ります。
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