午前中は、お庭計画の打ち合わせで㈱佐野工務店へ。
また一つ、良い空間を作れるよう頑張ります。
折角なので船橋市のK様邸へお伺い。
みどりが少しづつ濃くなってきました。
奥様いわく草取りを一回もされていないそうで、管理の手間という面では雑木の庭の良い面でもありますね。
小さなカマキリの赤ちゃん発見。
オリーブとジンチョウゲも今のところ大丈夫そうです。
活着してくれることを祈ります!
キキョウ(桔梗)とハギ(萩)も元気に成長してくれていました。
ともに秋の七草ですね。
キキョウに関しては、ちょいと思い入れがあるので花を咲かせてくれる頃が楽しみです。
これから一年、五年、十年!と、より良い環境になってくれれば嬉しいです。
その足で、近くの高才川の源流へ。
写真にある水神さまの祠には安永の元号が彫られています。
昨年何度か訪れた際には常に水が流れていたのに、なぜか水は見えず。
何らかの要因でしばらく伏流の状態になっているようでした。
下はウグイスカグラ(鶯神楽)の果実。
甘くて美味しいです。
すぐ近くには国道が通り、住宅も近いところですが、生き物が沢山すむ森です。
鳥のさえずりが聴こえ、風が通るたびに、心が穏やかになっていきます。
今、沢山の住宅地が作られてる景色を思い浮かべてみてください。
上の写真がそんな住宅地のもともとの風景です。
他愛もない普通の森であり、同時に一番大切にしなければならない森です。
前述のキキョウも付近でみられたものの、90年代初めに姿を消しました。
ちなみにキキョウは千葉県において最重要保護生物となっており、自分の住む市原市において、かつてはどこでも見られた普通種でしたが、現在確実な自生地は市内のたった一地点という危機的な状況です。
続いて、八千代市のK様宅へ。
既存の庭にあった石や、エビネなどの下草も大分落ち着いてきました。
ただ、移植につぐ移植となってしまったモクレンは残念ながら枯れてしまい悲しい・・。
伐った材で何か形に残るものを作ろうかな。
最後に、千葉市美浜区のF様のお庭。
小さなスペースですが、何もなかった以前の景色と比べると良い雰囲気になりました。
下はシャリンバイ(車輪梅)の花。
海も近いのでトベラ(扉)とともに少し意識して植えました。
壊れたコンクリートの枡や古い土管、謎の金物など・・、楽しく作業させていただきました。
F様が植えられた多肉植物がまた良い塩梅です。
良くみると、小さな住人がちらほら・・。
落ち葉の中から・・。
じーっと見つめるうさぎさん。
遊び心もある素敵な空間になっていて嬉しかったです。
樹洞に何か住みつくことに期待・・。
これからもお庭を楽しんでいただければ幸いです。
おまけ、ついでに美浜区の埋立て地に作られた人工の浜および森へ。
海流に種を乗せる海浜植物はたくましい。
ハマヒルガオ(浜昼顔)、ハマムギ(浜麦)、コウボウシバ(弘法芝)の花がみられました。
海岸林の林床では、クゲヌマラン(鵠沼蘭)が沢山果実をつけていました。
ギンランに似るけど、花の形が明らかに違うのと、よりがっしりした草体で、群生する特徴があります。
結実率および発芽率が相当高いようで、足の踏み場もないほど生えていました。
同じく林床に生えていたこの植物はなんでしょうか。
おそらくカヤツリグサの仲間、ですがわからず。
ではまた~。
コメントをお書きください
福島千賀子 (水曜日, 29 5月 2019 20:40)
見に来て下さったのですね。
ありがとうございます。
留守でお会いできず残念でした。このスペースが大、大、大好きでいつも癒されてます。
こちら方面に来ることあれば見に来てほしいなとずっと思っていて連絡しそびれてたらアップされててびっくりでした。嬉しかったです。
別件でのお話もあるので後程連絡します。
武田 眞幸 (木曜日, 30 5月 2019 21:45)
福島様
こちらこそ突然の訪問失礼いたしました。
一目見て、お手入れされている様子がわかり嬉しかったです!
引き続き、よろしくお願いいたします。