午前中は事務所近くで打ち合わせ、その足で近所の気になる谷津奥へイン。
車で行ける所まで行った景色を見て、ここは素晴らしい所だと確信。
最後の民家の方にこの先入っても良いか聞いて、快くOKいただいたので歩いてきました。
入ってすぐ広がるゲンゲ(レンゲ、蓮華)畑。
ゲンゲは室町時代に中国から持ち込まれた植物です。
童謡に歌われるくらい一般的な景色だったはずだけど、最近はまず出会わなくなりました。
信じられないぐらいの窒素固定能力を持つので、今こそ休耕田などに広めてみてはいかが?
蜂蜜の蜜源と考えても素晴らしいと思います。
こんな奥地まで手入れの行き届いた谷津田をみると感動します。
一昔前のたんぼはどこも正にこんな光景だったんでしょう。
何本かあるうちの谷津の最上段。
半分ほどは耕作せず、解放された水辺となっています。
なんと美しい光景でしょうか。
沢山のトンボもみられました。
写真に撮れたのはホソミオツネントンボとニホンカワトンボ。
程よく管理された林縁草地では植生も多様。
写真はコスミレ(小菫、たぶん)やオトメスミレ(乙女菫、たぶん)など、タチツボスミレほどは頻繁に出会わないスミレ。
ホタルカズラ(蛍葛)にヒメハギ(姫萩)、ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)。
特にホタルカズラがここまで連続してあちこちに生える様子を初めてみました。
事務所でみられる野草とも合致しますし、この辺りも本来は豊かな植生がある場所だと解りました。
写真だとうまく伝わらないんですけど、林内も相当気持ちよかったです。
ハンモックなんかありますもん。
そしてショウマの仲間と共に、カントウカンアオイ(関東寒葵)の姿がやはりここにも。
ハンモックがある森を見て、あ~里山団体か何かが活動してて良い感じにしているのかぁ、と正直思いました。
が、写真に写るブロアー吹いてるおじいちゃんに聞くと、草刈りもハンモックも何もかも、辺りに数件ある古くからの集落の人たちだけでやってると聞き、本当に驚きました。
良い環境とは、場も人もできるだけ長くしぶとく連なることが大事なのだな、と思いました。
こまめに来れれば、また素晴らしい発見がありそうです。
その後は半日かけて息子や自分のことで病院巡り。
実家ではようやっとニリンソウ(二輪草)が咲きました。
夜な夜な、上総アートミッションおよびイドクボンガについてミーティング。
パンクな提案で、という訳でパンクなやつで。
ではまた!
コメントをお書きください