朝、事務仕事を進めようとしていると電話があり。
以前少しお話した案件が進んだため、急きょ改めて植栽予定地を訪れました。
庭ではないですね。
こういった環境なので、樹種選びは慎重にしたい、けど大いに悩みます。
例えば、自分もよく植えるアオダモを植えたいと思っても、千葉県にはアオダモは自生しておらず、マルバアオダモやトネリコという近縁種が自生しています。
で、理想的なマルバアオダモが仕入れられるかというと、知っている限り植木としては流通しておらず撃沈、といった具合です。
山に入れば、こんなにも沢山の種類の素晴らしい姿をした木々があるのに。
自分が植える雑木類は、どうしても栃木や東北で生産、もしくは山採りされて仕入れられてきたものばかりになってしまいます。
やっぱりその土地で生きる種類の木々の方が育てやすいはず。
加えて、これは庭木、これは庭木じゃない、という区別は必要なんでしょうか。
自分は頭でっかちな方ではないと思うんですが・・、この不思議な流通と、その地の背景というか歴史や環境を無視した植え方および樹種選びにいつも悶々とします。
これからの庭にはそういった本質的なものを求めていくべきではないかと。
それじゃあ庭ではないのでは?という意見もあるかと思いますが、庭とか建築とか自然とか線引きしない環境を求めていきたいのです。
里山の整備と並行して、色々と目論んでいることがあります、またそれはおいおいと・・。
何気ない造作に改めて衝撃を受けました。
ぜひとも工事に取り入れたい。
悩み始めてどうしようもなくなったのでいつも行く山へ。
市原の真ん中ちょい南あたりです。
シロダモにオトコヨウゾメ、他にもカマツカやガマズミなど赤い実が目につきます。
足元に目をやればヤブコウジにフユイチゴなど。
珍しいもので見られた花はリュウノウギクにキッコウハグマなど。
ここまで来るとまるで春の道端でタンポポが咲くようにリンドウやコウヤボウキなどが咲き乱れています。
お~、懐かしい~、と思っていくつか実をとってきましたが、よくよく見たら絶滅危惧種のオナモミか?
以上です。悩んで終わった一日でした。。
手がかりはこれだけ。どうでしょうか。
ちなみに自分が子どもの頃、くっつき虫として遊んだのはオオオナモミという種類のはず。
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