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植栽工事

庭 雑木 山野草 

独立して半年が経ち、庭のお手入れ以外にも庭工事の依頼を少しづつ頂くようになりました。
こちらは二日間の工程で完工した八千代市はK様のお庭のようすです。

ソロ アカシデ モミジ

千葉県に自生する樹木を高中低と植えました。
写真は高木としてアカシデ(アカメソロ)、その下層に配したヤマモミジです。

見た目だけでも涼し気ですが、この暑い季節は特に活発に根から水を吸い上げ、葉っぱの裏から水蒸気を放つ「蒸散」という活動を行います。その過程で周囲の熱を奪ってくれる(気化熱)ため、本当に涼しくなるんですよ。また、その僅かな寒暖差により気流が発生し、空気も動きます。いずれも打ち水と同じ原理です。

建物の二階と一回のキッチンから観た景色です。
緑があり、その枝葉が風に揺れるさまは心地よいものです。

キキョウ イノデ コハウチワカエデ ミツバツツジ 溶岩石

アプローチに溶岩石平板を初めて使ってみて、その質感の良さにたまげました。
また、気持ちを込めてキキョウを植えさせていただきました。

カントウカンアオイ マルバノキ アセビ

さりげなくカンアオイも。。千葉県では南部を中心に自生する野草です。カンアオイの特徴として、同じ個体が種子で生息域を広げる速さに1km/10,000年(!)という途方もない時間をかける事が挙げられます。10,000年後を想像・・したわけではありませんが、お施主様とともに末永くこのお庭で育ってくれると嬉しいです。

建築設計施工:(株)佐野工務店
お施主様はもちろん、様々なご縁からお庭づくりのきっかけをいただいた佐野工務店の佐野様、白井様に重ねて感謝申し上げます。

余談ですが、こちらは付近にかつてみられた風景の面影を残すところです(画質up推奨)。
船橋市や八千代市は宅地や商業地への開発が盛んなこともあり、今後山林や農地などはどんどん無くなってしまうと思います。

小川の源頭には安永(1772〜1781)の年号が残る水神さまが建てられています。
今では訪れる人も少なくなったこの石造物の周りでは、90年代初頭までコオニユリ、サワギキョウ、ノハナショウブ、カキラン、キキョウなどが観察されていました。
残念ながら、それらの姿を今観ることはできません。

ミョウガ

事務所に戻るとミョウガの花が咲いてました。食べごろですね。

お手入れも含め施工案件のご依頼をいただきながらご連絡が遅くなる状況が続いています。
大変申し訳ありませんが順次ご連絡いたします。何卒よろしくお願いいたします。

ここからは里山関連のご連絡です。

7/21(土)に米沢の森を考える会の拠点でもある宿谷津にてザリガニ釣りが開催されます!
ちょっと私は行けそうにないのですが・・、お問い合わせは主宰の内田未来楽校までお願いいたします。

内田未来楽校 ザリガニ 米沢の森

写真はおととしのようす。うちの坊主はザリガニに思いっきり指を挟まれ大泣きしました。もしかしたら生れて初めて何かに攻撃された体験だったのかも。いい勉強だね~。

もう一つ、今年三回目の観察会が多古光湿原で開催されるそうです。

直近も直近ですが、7/15(日)は横芝光町側、7/29(日)は多古町側にてそれぞれ行われ、15日は私も参加の予定です。詳細お問い合わせは多古光湿原の新着情報やブログをご参照願います。

この時期はコオニユリの開花が見込めると思われます。

ノハナショウブ
ノハナショウブ

ちょっと前の事。観察会時に頂いたノハナショウブの苗はしっかりと花を咲かせ中々感動しました。
ただ、やはり結実するのは難しそうです、種が取れればなぁ。

ちなみに、このベランダの小さな小さな池の今のようす。
サンショウモやイヌタヌキモなどがどんどん増えて大変です。
育ててみたいという奇特な方がいらっしゃいましたら喜んで差し上げますので一報をお待ちしてます!!!