本日は米沢の森にて花まつり。桜は散ってしまいましたが、辺りを少し歩いて足元を見れば小さな花々がたくさん。
何だか申し訳なさそうに咲くチゴユリ。
パーフェクトブルーと個人的に呼びたいホタルカズラ。
森林性のスゲの仲間はさっぱり解りません。どなたかご教授願います。
他にもウラシマソウやシュンランなどが沢山観られます。貴重な種類の発見もありました。周辺で観察できる生き物をまとめたガイドブック作りたいです。本気で。
素敵な野点。私も一服いただきました。
ほいで毎度の猪肉。ともあれお手伝いもそこそこで参加はここまで。
午後から多古町に向かい、多古光湿原保全会の年次総会に行ってきました。
総会も無事終わり、近いうちに整備予定の植物観察路の仮設置のようすを見てきました。
歩きながら花を観られた草本をいくつか。こちらはカサスゲ。開発等に伴い全国的に減少が著しいです。
本来は寒冷地の湿地に分布するエゾツリスゲ。県では絶滅危惧ⅠA類にあたる最重要保護生物となっています。
サワオグルマ。群生しています。よっぽど環境が良くないと観られるものではありません。
日本固有種どころか世界で唯一この湿原内でしか確認されていないムジナクグ。
寒冷な高層湿原に生育するムジナスゲ(千葉県では絶滅状態)と海水の混じる汽水域に生えるオオクグの雑種と推定され、この植物が生まれた時代の気候は寒冷で、地形としては海の入江のような場所だったことを示唆しています。生物の進化の一端を垣間見る事が出来る貴重な存在。
ヒキノカサ。花弁の数が様々なのは何か理由があるのでしょうか??県では個体数の減少が著しく、絶滅危惧ⅠB類にあたる重要保護生物。環境省でも絶滅危惧II類(VU)の指定となっています。
今年は観察会も多く開かれるそうなので興味のある方は是非参加してみてください。
こちらも整備等お手伝いをしていただける会員募集中です!!
サワギキョウとコオニユリの苗をいただいたので何カ所かに分けて植えてみます。
数年後には種が採取できると良いな。ただ、サワギキョウが結実するのはかなり稀だそうです。ちなみに昨年植えたノハナショウブの苗は早くも株が増えて元気に育っています。花を付けるんでしょうか?楽しみです。
おまけ。昨日は船橋にて工務店様と打ち合わせがあり、その道中でオドリコソウの咲く様子が観られました。
市原市内でも僅かに自生地がありますが、禁伐林とされた鎮守の杜の林縁や、古墳脇の薮に観られるのみです。人為的な攪乱やちょっとした環境の変化に弱いのかもしれません。
ありとあらゆる場所にて元気に育つヒメオドリコソウと共に一枚。
こちらは明治時代にヨーロッパからやってきた帰化植物とされています。
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