「Adiós Amigo ぼくらの深沢幸雄展」が開催されています。
28日までの土日に開催されています。
郷里の銅版画家である深沢幸雄の書を中心に展示が行われています。
詳細は里山の活動をご覧くださいませ。
米沢の森を考える会の活動拠点でもある内田未来楽校。
みなさま是非来てください~。
内田未来楽校
https://uchidamirai.jimdo.com/
少しだけ近くの谷津田を散歩してきました。
日の当たるところではオオイヌノフグリやヒメオドリコソウ、ナズナなどの花がみられました。でもまだまだ寒いな~。
大きいつらら!
小さいコモウセンゴケは更に小さく、真っ赤っかになっていました。
粘液の出る葉で小さな虫を捕える食虫植物です。初夏には小さなピンク色の花を咲かせます。
コモウセンゴケのような貴重な植物が見られるのも、周囲の環境が良いからこそ。
大切にしていきたいですね。
所変わって、昨日仕事前に訪れた船橋市の住宅街にある坪井近隣公園のようすです。
今は多くが開発された船橋にも、かつての面影を留める場所があると伺い訪れました。
調整池近くに建てられていた案内板。かろうじて生き残っていたヘイケボタルを人工的に増やす活動をされているようです。
過去の姿を知るには古い資料を見るのが一番です。
今からは想像できませんが、かつての船橋には牧としての広大な草原が広がり、その中にアカマツなどの疎林と小湿地が点在する土地でした。
しかし高度経済成長期までにほぼ開発が進み、その姿は失われてしまいました。
それでも、1980年代まではまだまだ豊かな環境が残っていたようです。
船橋の尾瀬と呼ばれた高才川の源流に存在した湿地には、ノハナショウブ、カキラン、コオニユリ、サワギキョウなどが多く見られたそうです。現在の習志野台あたりに広がっていた湿地群ではミミカキグサの仲間も生育していました。残念ながら周囲の開発が進んだ結果、きれいな湧水が滞ったり、消滅したことによりこれらの植物を今はみることができません。
また1984~86年の調査で、僅かに残っていた安定的な草原にはオキナグサ、キキョウ、マツバニンジン、ヒメトラノオなどが確認されています。これらの植物は千葉県においても絶滅、または絶滅に非常に近い植物です。
船橋の豊かだった環境はもう残っていないのでしょうか。
実は、まだ生き残っている場所が近くにあります。それは広大な草原が広がる陸上自衛隊の習志野演習場です。勿論立ち入り禁止です。そこではクララやスズサイコ、レンリソウ、タチフウロ、カワラナデシコなどが近年の調査でも確認されています。
参考書籍:ふなばし野の花(ほおずき書籍:安原修次著)、野の花今昔(うらべ書房:千葉県中央博物館監修)
そんな思いで見る坪井の湿地。ほんのわずかに形成された湿地にはハンノキが良く成長し、ハクチョウやカモの仲間がエサをついばむ姿が見られました。
付近には船橋市の花に指定されているカザグルマが自生する森もあります。
ホタルが住める環境を復活させようと多くの人が活動されているように、身近にある自然に興味を持つ人がどんどん増えていってくれると嬉しいです。
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